熱血！赤語り 9：嵐をこえてどこまでも

実は前作でちょっと戦隊を卒業しかけていたいつきさん。
理由は部活とかっちりしすぎた（と感じた）郷さんのインパクトの強さ。

しかし結局卒業しなかったのは、これから語る作品の、
いやキャラクターの影響が凄く大きかったからだと思います。

第9弾は電撃戦隊・剣さん。
つい最近全話視聴したばかりなので語りが長くなります（爆）

射撃とオートバイのテクニックは超一流の24歳。
高校時代は新聞記事にもなるほどのエースピッチャー。
投げる魔球はドラゴンボール、ってどっかで聞いたとか言わないように（笑）



あ、この辺りは見た目と年齢が何となく合致するー（それでも何となくなのか）


全面的に「カッコイイ」を押し出していた郷さんの印象が強かったせいか、
最初に剣さんを見た時の私のインパクトは「カワイイ」！（失礼）
演じられた浜田さんの顔立ちがとてもやわらかいので、
尚の事前作とのギャップを感じた気がします。

しかしこの方、その瞬間瞬間で表情が激変！



何よりも特徴的なのは、リーダーであるにもかかわらず
頭で考えて動くのではなく身体が勝手に動くタイプだという事。（5・34話他）
そのかわり頭脳面をさやかさんが補ってる感じ。
冷静な面も持ってはいるんだけど、やっぱり彼は突っ走るイメージなんだよなあ。


まさに直感型の剣さん。
その為に思いつく作戦は常識の域をいとも簡単に飛び越える。
宇宙生物になりきって意思の疎通を図ろうとしてみたり（24話）、
「ドラゴンである事を捨てて変わるんだ！」と言ってみたり（37話）、
幽霊と野球するって意気込んでみたり（38話）・・・・・・
振り回される4人の事完全に頭にないよなこのひと。（特に24話）
てか長官も容認するなよこんな作戦。
それとも地球人の感覚に当てはめちゃいかんのか。そうなのか。
本人はきっとそれが突拍子もない策だとは微塵も思ってないんだろうからなあ。

仲間との会話でも、彼はメンバーの言葉に対して
「へ？」とすっとぼけた返事をする事が何度かあったり。
またその「へ？」の言い方もホントに絶妙で、
目をぱちくりさせて勢い良く相手の方を向いてきょとーんとした顔で凝視する。（22話他）
何だそのギャップ。やっぱ超ド天然か。



そして剣さん、その直情径行型の性格から
たびたび異星人を助けて（かばって）ます。
それも不思議と女の子を助ける機会が多過ぎます。

それがあまりに真剣で、文字通り身体を張って守り通すものだから
ナナちゃん、アイラちゃんはすっかり彼の虜です。
フェミニストな疾風さんも立つ瀬がありません。
シーマも必死でかばってたなあそういえば。ブーバもむきになるはずだ。

しかしここで重大な問題が発生。
ナナちゃんが剣さんの事痛いほど慕って慕って慕いまくってるのに（42・43・54話）
ちゃんと応えてるシーンはほぼ皆無。
（最終話での別れのシーンがカットされているという事もありますが）
戦隊史上稀に見る朴念仁と言っても過言ではないと思われ。
彼に次ぐ朴念仁っつったら五星戦隊の亮くらいじゃねえか。

大体その時のセリフも思わせぶりな発言ばっかりだし！本意はどこなんだ剣さん！！



綿菓子食って指舐めてる場合じゃないでしょ！！（40話）